【うつ病ラボ】本当の自分の取り戻す☆活かす

本当の自分を取り戻し、自分を活かす方法

妹の命の灯が消えた日13

私は何故、臨終の連絡が来たにも関わらず、すぐに妹のそばに向かわなかったのか。

また妹の葬式に何故行こうとしなかったのか。

 

それはただただ、妹の変わり果てた姿を私は見たくなかったからだ。現実を受け止める余裕が全くなかったから。どうしても行くことができなかった。


自分にとって大事な人が亡くなった時、その時はどんなに辛くても本当は会いに行くべきだと思う。その現実をちゃんと見なければいつまでも受け入れることができないからだ。

 

だけどその時の私には、妹の亡骸を直視することはトラウマになってしまうのではないかと怖くなる程堪え難いものだった。その時の私には、ベットの中でお腹を抱きしめて独りで泣いて謝ることが精一杯だった。

 

妹は死んでしまった。
でもお腹の子供は懸命に成長していた。

私はベットの中で命の入れ替わりを感じた。

 


妹が元気だったら、このお腹の赤ちゃんをどんなに喜んでくれただろうか。いや、この子は妹の生まれ変わりなのだろうか。

 

後日、私は妹の納骨にだけ参列した。お墓の前にお坊さんと母と私だけ…
お墓の中に骨壷を納める時に、石材屋が骨壷の蓋を開けた。その時に妹の喉仏を見て、妹は死んでしまって、もういないのだとはっきり理解した。

 

何がいけなかったのだろう。
誰がいけなかったのだろう。
私はもっとやれることがあったのではないのか。

そんな思いがずっと頭の中を巡った。

 

私は最低の姉だから幸せになってはいけない、と言う自虐的な考えと、
私は妹の分も幸せにならなければいけない、不幸の連鎖は私が止めなければいけない、娘は私が幸せにしなければ…という考えが葛藤した。

 

でも結果、私を前向きに動かしてくれたのは娘の存在だった。

 

この子は私が守って、育てなきゃ。だから私はもっと強くなって、自分を変えなきゃ、そう思った。